感化された青春

 

前提として自分は作家になりたい訳でも、演者になりたい訳でもない。ただ、感化されているだけである。

 

今でも忘れられない人がいる。

過去を見返そうものなら青春フィルターと初恋フィルターがかかってしまっているから厄介だ。


結局、その人とはお友達をしていただけで終わってしまったこともあり、余計に忘れられないのかもしれない。

ザイガルニック効果

物事を途中まで進めると最後まで終わらせたくなる欲求。忘れられない理由を他に求めたくなる程に忘れられない。


同じ教室にいた彼女に初めて出会った時の記憶はありやしないけど、当時流行っていたSNSで繋がっていたことは憶えている。寧ろ当時、SNSをやっていなければ、今となっては全く違う人生を歩んでいたかもしれない。

彼女を知らない人生の方が幸せだったかもしれない。
なんて思うはずもなく、出会えたことは本当に良かった。

 

初めは友達としてだったと思う、、、多分。

今も昔も人との会話では、話題作りが大の苦手だけれど彼女との会話では自然と話が続いていく。

趣味と性格的な面でも似たような人で、日を追うごとに彼女に惹かれていく。

容姿と声と性格に嫌味がなければどこに好きにならない理由があるのだろうか、否、無。

もちろん彼女には想いを伝えて正式に彼女として呼べるようになったが実際にはお友達だった。そんなお友達期間も3ヶ月で終わった。

その後も(今も)彼女のことは忘れられず何回か想いを伝えたこともあって、もはや おもいがおもく なっていること自覚はしている。


重すぎる想いが黒歴史並みの思い出として思い出すだけで少し恥ずかしくなる。


これもこれで良い思い出。


また運命の人に出会うまでその日まで、
心のここで好きでいさせてください。


人のラブレターを見るのは楽しいもので、
それに感化されただけである。